
最近、こんなニュースを目にしませんでしたか?
「ハウスメーカーや工務店の倒産が急増している」
住宅会社の倒産は、2026年に入ってから昨年と比べて約8割も増えています。実際にここ三重県内でも、とある工務店が事業を停止しました。
「いい家を建てたい」とワクワクしている時に、倒産の話なんて聞きたくない。そのお気持ちは、よく分かります。けれど、家づくりは人生で一番大きな買い物だからこそ、”どんな家を建てるか”の前に、”どの会社と建てるか”に目を向けてほしいのです。
今回では、なぜ今こうした倒産が増えているのか、もし建築の途中で会社が倒産したら何が起きるのか、後悔しないためにあなた自身ができる備えをお話しします。
読み終わるころには、「なんだ、ちゃんと見極めれば怖くないんだ」と、少し肩の力が抜けているはずです。
ハウスメーカーや工務店の倒産が、いま急増しています

まず、いま住宅業界で何が起きているのかを正しく知ることから始めましょう。事実を知っておくことが、いちばんの備えになるからです。
前年より住宅会社の倒産が約8割も増えた
住宅会社の倒産は、2026年の1〜5月までで、なんと98件。これは前年の同じ時期と比べて約8割(81.4%)の増加です。6月に入ってからも、とある三重県内の工務店が事業を止めました。
「大手だから」「地元で長くやっているから」そう思いたくなりますよね。けれど、その安心感だけで判断するのは、少し心もとない時代になってきました。
もちろん、あなたがいま検討している会社が危ない、という話ではありません。ただ、「この会社に、最後までやり切る体力はあるかな?」という視点を持つことが、これまで以上に大切になっているのです。
原因は「人手不足」と「資材の値上がり」の二重苦
では、なぜ倒産する会社が増えているのでしょうか。理由は大きく2つあります。
ひとつは、職人さんをはじめとする深刻な人手不足。もうひとつは、木材や資材が手に入りにくくなり、値段も上がったことです。
家は完成まで長い時間がかかり、大きなお金が動きます。ところが、途中で材料費が上がっても、お客様と約束した金額はそう簡単には変えられません。
この「約束した金額」と「かかった費用」の差が積み重なって、経営が立ち行かなくなる会社が出てきているのです。
いちばん怖いのは「家が未完成でローンだけ残る」状態

では、もし工事の途中で会社が倒産したら、あなたには何が起きるのでしょうか。
支払ったお金は、戻ってくる?
住宅の工事では、完成前に「着工金」「中間金」といった形で、まとまったお金を前払いするのが一般的です。もしその途中で会社が倒産すると、すでに払ったお金を返してもらうのは、とても難しくなります。
倒産した会社の配当率(債権者にお金が戻る割合)は、1%にも満たないことも。つまり、前払いした金額の大半は返金を期待できません。
家は完成していないのに、住宅ローンだけが残る。これが、着工中の倒産でいちばん恐ろしいことです。
過去にも起きた、大きな倒産の被害
これは決して、最近だけの話ではありません。
たとえば2009年には、ある大手住宅会社が倒産し、2,200名を超える方が被害を受けました。別の会社では、すでに前払いされた27億円が戻らず、創業者が詐欺罪で実刑判決を受けたケースもあります。
だからこそ、「最後まで責任を持って完成させ、その後も守ってくれる会社か」を見ることが欠かせないのです。
後悔しないために、あなたが今できる4つの備え

ここからは前向きな話もしましょう。リスクは、知って備えれば怖いものではありません。契約前に、あなた自身でチェックできるポイントをお伝えします。
備え1|完成保証制度に入っているか確認する
「完成保証制度」とは、工事の途中で倒産しても、第三者機関が別の会社に工事を引き継ぐなどして、家を完成できるようにしてくれる安全網です。依頼先がきちんと加入しているかどうか確認しましょう。
備え2|前払金が多すぎないかを見る
本来、工事の報酬は「家の引渡しと同時に支払う」のが原則です。とはいえ住宅は工期が長く、会社側も資材の仕入れにお金が必要なため、前払いの慣習があります。
問題は、その前払金が明らかに多すぎる場合です。まだほとんど工事が進んでいないのに、大部分を先に支払うよう求められていないか、契約前に確認しましょう。
備え3|引渡し後の保証を確認する
家は、建てて終わりではありません。住み始めてから欠陥が見つかったとき、きちんと直してもらえるのかも、大切なポイントです。
新築住宅には、会社が保険に入るなどして、修理費が支払われるようにする仕組みがあります。会社が倒産したあとも補償が受けられるものなので、こうした保証をきちんと備えているかも確認しましょう。
備え4| 大切なのは、「口頭ではなく、書面で確認する」こと
ここまでの3つの備えすべてに共通する最後のポイントです。担当者が「うちは保証制度に加入していえるから大丈夫ですよ」と言ってくれても、その言葉だけを信じるのではなく、契約書や保証書といった”書面”で確かめてください。
アムキットホームは「住宅だけじゃない会社」という安心

最後に、”倒れにくい会社”とはどんな会社なのか。私たちアムキットホームのことを、少しだけお話しさせてください。
浄化槽のメンテナンスや公共工事も手がける
私たちアムキットホーム(東産業)は、住宅事業だけを営んでいるわけではありません。浄化槽の維持・メンテナンスをはじめ、地域の水環境を支える公共性の高いインフラ工事も長く手がけています。
これらは景気の良し悪しに関わらず、必要とされ続ける仕事。住宅だけに頼らず、複数の事業があるからこそ、経済が揺れても影響を受けにくいのです。
「長く付き合える会社」であることが、何よりの保証
家は、建てて引き渡したら終わりではありません。そこから何十年と続く暮らしを、一緒に見守っていく存在でありたい。
私たちが年4回、季節ごとの重点項目を点検する「定期メンテナンス」を続けているのも、「建ててしまえば終わり」にしたくないからです。
会社が長く健全に続くこと。それ自体が、お施主様にとって最大の保証になる。私たちはそう信じて、日々の家づくりに向き合っています。
“いい家”は、”安心して任せられる会社”から始まる
家づくりで大切なのは、素敵なデザインや設備だけではありません。最後まで建て切り、引き渡したあとも守り続けてくれる。そんな”安心して任せられる会社”を選ぶことが大事です。
今回お伝えした備えは、どれも今日から実践できることばかり。会社を選ぶときは、ぜひ「この会社は、長く付き合える体力があるだろうか」という視点も加えてみてください。
家づくりや会社選びの不安がある方、今悩んでいる方は、いちど私たちアムキットホームに相談してみませんか。
