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つくる ― 安心と快適をお約束する技術

「お客様のご要望をじっくりお聞きして、しっかり作り込む」がアムキットホームの住まいづくり。何十年も過ごすお客様の大切な我が家だからこそ、ひとつひとつを熟考し、より良い住まいを作りあげていきたいと考えます。そのような視点から、躯体性能は100年を超えて強度を維持できるものを、また、その他の各部材についても耐久性があるものをセレクトしています。

災害の脅威にも安心な重量木骨の家

「重量木骨の家」は、地震国日本において安全・安心に暮らしていくために開発された耐震構法。高層ビル建築で用いられるラーメン構造を集成材と金属パーツの組み合わせで実現することにより、木造住宅においても耐震性能の最高等級である「等級3」を実現することが可能になりました。

耐震構法SE構法による絶対の安心

重量木骨の家に使われているSE構法は、もともと体育館やスポーツ施設、幼稚園やなどの教育施設、大型店舗などの大規模な木造建築物を建てるために開発された技術がベースとなっています。地震による倒壊などが絶対に許されないこれらの建築物を支えるために、科学的な数値を裏付けとして開発された最先端の木造構造技術なのです。

つまり、一般的な木造住宅で用いられる「在来木造工法」とは、構造の信頼性に対する考え方が大きく異なるわけであり、これが「耐震構法SE構法」を名乗る理由となっています。

強度と耐久性に優れた材料を使用

重量木骨の家で使われているSE構法の構造躯体に使用する木材には、全て「構造用集成材」と呼ばれるエンジニアリングウッドが使われています。その特徴は、強度が不均質な無垢材と異なり、どこをとっても強度が均質であり、またその強度が数字として明確に表されることにあります。

そして、この構造用集成材を結合するのが「SE金物」。在来木造工法で用いられるホゾ継ぎと異なり接合部の強度を落とすことがありません。また、SE金物は何重にもコーティングすることにより、標準地域で168年、塩害地域でも100年以上使ったとしてもほとんど腐食しないことが実証されています。

強固な基礎に建物を直接連結

近年の地震による建物被害の解析から、大きな地震による揺れが発生した際に最も壊れやすいのは基礎と柱の連結部分であることがわかりました。建物が揺れると柱を引き抜こうとする力がかかるのです。この力によって建物が大きく損傷してしまうのです。

重量木骨の家で使われているSE構法では、「柱脚金物」というパーツで基礎と建物を直接連結することで引き抜きに耐えることができます。その力は、在来木造構法に用いられるホールダウン金物の5倍以上です。

構造計算により強度を保証

重量木骨の家に使われているSE構法が「耐震構法」を名乗る最大の理由は、「構造計算」というシステムにあります。構造計算とは、地震や台風に対しても建物が壊れないことを証明するために数値的に計算を行うことであり、大型の建築物や建造物では必須となっています。しかし、一般の木造住宅のほとんどにおいて法律で構造計算が義務付けられていません。そのため、その多くは簡易な計算で安全性であると説明しています。

これに対し、SE構法では許容応力度計算による構造計算を全棟で実施することで、非常に高い精度で安全性を検証し、お客様の家が安全あることを証明しています。

大空間や大開口を実現

SE構法の構造的な特徴は「ラーメン構造」。少ない柱や壁でも耐震性の高い空間を実現できるのが大きな特徴です。最大では9メートル間隔の柱の無い空間が作れますので、広々としたワンルームのLDKや、吹き抜けのある空間、複数台の車を格納できるガレージハウスなどを実現することができます。

また、壁で建物を支える構造ではないため、開口部を自由に設けることができるのもSE構法の特徴です。太陽の向きや風の吹く方向、そして周囲からの視線などを考慮して理想的な窓配置を行うことができます。

パッシブデザインで快適と省エネを両立

パッシブデザインとは、太陽の光や熱、そして風といった自然のエネルギーを最大限に利用する住まいづくりをすること。5つの原則を守った家づくりをすることで、心地よい暮らしでありながら冷暖房機器の使用を抑え、電気やガスの使用量を減らすことができます。

原則1: 断熱・気密性能を高める

窓、外壁、屋根、床、基礎など建物全体の断熱性能を高め、室温を維持できるようにします。断熱性能が低いのは問題外ですが、過度な断熱も気温が高い時期に問題が発生する可能性があるので要注意。地域の気候を十分に理解し、過不足のない性能にすることが重要です。
アムキットホームでは断熱・気密性能に対して以下のような目標値を定め、適切な断熱材や窓などを選択をしています。

国の基準 当社基準
UA値:低いほど断熱性能が高い 0.87W/㎡K 0.46W/㎡K以下
Q値:低いほど断熱性能が高い (2.7W/㎡K) 1.6W/㎡K以下
C値:低いほど気密性能が高い (5c㎡/㎡) 1.0c㎡/㎡以下

原則2:日射熱利用で暖かくすごす

秋から冬そして春先にかけては、太陽の光(日射熱)を室内に取り入れることで室温を高め、室内環境を驚くほど快適にすることができます。そのためには、日射取得性能を表す数値について具体的な目標値を定め、窓の大きさや配置などをシミュレーションをしながら検討を行っていきます。また、内装に日射熱を蓄熱できる素材を採用することで、夜間も暖房効果を持続させることができます。

原則3:日射遮蔽で夏を涼しくすごす

日当たりの良い面に大きな窓を配置し、最適な断熱性能を得ただけでは必ずしも快適な住まいにはなりません。四季のある日本では夏の日射をどのようにコントロールするかも重要なテーマです。屋根やバルコニーの庇を上手く利用したり、外付けブラインドや日射遮蔽効果のあるガラスを採用し室内への陽射しを遮る工夫をするなどで室内環境は大幅に改善されます。

原則4:自然風を室内に導いてここちよく

春や秋のさわやかな季節には、自然風を室内に導入することで、快適さを得ることができます。また、夏の熱い空気や調理後の匂いなどは、外の空気を導入してすみやかに排出したいものです。このように、自然の風を効率的に導くには、建物内に「風の通り道」をつくることが大切です。具体的には、屋外を吹く風をウインドキャッチャーなどで捉える工夫や全方位に風が抜ける工夫、立体的にも風が流れる工夫をするなどです。

風の通り道を考えるということは、空気の「行き止まり」を無くすことです。空気の行き止まり、いわゆる滞留する場所には湿気がよどみ、それが不快なにおいやカビなどの発生の原因となります。快適さだけでなく、健康面から考えても、風の通り道は大切なのです。

原則5:昼光を導いて室内を明るく

日射の利用法として、日射熱を利用した暖房以外に、太陽の光を室内に取り入れ導くことで、一年を通して住まいは明るく開放感のある空間になります。そのためには、南面に大きな窓を設けることは当然ですが、北側にも高窓などを配置することで、安定した明るさを確保ができます。さらに、室内窓や光ダクトの活用も昼光利用の手法のひとつです。

パッシブデザインで省エネを実現

パッシブデザインで家づくりをすることは、快適な住まいになるだけでなく、光熱費の削減にもつながります。
冬期の日中は太陽光で室内が暖まるため、無暖房で過ごす時間帯が増えます。また、高い断熱性能により、その暖かさは日が暮れても保たれます。夏期も外の暑さが室内に伝わらず涼しくすごすことができ、エアコンを必要とする日々が少なくなります。
このように、冷暖房機器の稼働を抑えることができることが省エネにつながり、将来のエネルギー価格の変化の影響も少なくすることができます。

実績のある天然木質断熱材を採用

断熱材は壁体内に施工するため更新が容易でありません。そのため、長期間にわたり確実に性能を発揮してくれる断熱材を選ぶことが重要です。アムキットホームでは、住宅性能や安全基準に厳しい米国でトップシェアの断熱材「セルローズファイバー」を採用することで、確実な断熱をお約束します。

セルローズファイバーは天然素材

セルローズファイバーは、新聞残紙を繊維状に細かくした上で、不燃処理のために微量のホウ酸を混合して製造した断熱材です。古紙再生利用により、グリーンマーク、エコマークの指定を受けている天然の木質繊維です。安全基準に厳しい米国では4割近いトップシェアを占め、60年の実績を誇る大変優れた断熱材でもあります。

日本では、セルローズファイバーはあまり普及していません。その理由は価格と施工の難しさにありますが、アムキットホームでは、お客様にとって最適の断熱材をという視点から、あえてセルローズファイバーを採用しています。

断熱性能以外にも優れた特徴

セルローズファイバーの最大の特徴は結露を抑える性能です。木質繊維特有の吸放湿性が、周囲の状況に応じて水分を吸ったり吐いたりするため、適度な湿度をもたらし、天井・壁・床などの表面と内部の結露を防止します。
また、優れた防音性能を持っており、外からの騒音だけでなく、室内のプライベートな音も外に漏らしません。

さらに、不燃処理のために混合したホウ酸はゴキブリ、シロアリ等の害虫を寄せつけず、また、カビや菌の発生を防止します。
これらの特徴が、「セルローズファイバーが最強の断熱材」と言われる理由です。

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