「こうすればよかった」をなくすために。私たちが“職人泣かせ”な家づくりを貫く理由

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家づくりを終えたあと、多くの人が口にする「ここ、こうすればよかった」という後悔。

その原因の多くは、打ち合わせのスピード感にあります。図面の上で「早く決めてください」と急かされ、よく分からないまま進んでしまった……。そんな経験が、住んでからの違和感に繋がっています。

アムキットホームの家づくりは、その逆を行きます。

私たちは、お施主様を急かしません。むしろ、現場の職人さんに「早く仕様を決めてくれ!」と急かされる側です。それでも私たちが立ち止まるのは、現場でしか見つからない「正解」があることを知っているからです。

私たちの家づくりは、正直言って「職人泣かせ」です

そんな私たちの家づくりは、正直に言って「職人泣かせ」かもしれません。

効率を最優先するなら、図面通りに淡々と進めるのがスマート。ですが、私たちはあえて「待つ」ことを大切にしています。お施主様が現場に足を運び、実際の空間に立ってみる。そこで初めて「あ、ここ、変えられませんか?」「ここに、これを置いたら便利かも!」と、ポロッとこぼれる本音を待つのです。

現場では、職人さんから「ここじゃなかったの!?」なんて驚きの声が飛び出すこともあります。それでも私たちが無理を承知で仕様の変更をお願いするのは、すべてはお施主様の「快適な暮らし」のため。

職人さんも「……そこまでこだわるなら、一番いいようにやるか」と、私たちの想いを汲み取り、プロの誇りをかけて最高の形に仕上げてくれます。

図面だけでは分からない「暮らしの感覚」

ここで「本音を待つ」のは、何もお施主様に丸投げしているわけではありません。図面で引いた100点の計画を、現場の空気感に触れながら「お施主様専用の120点」へと磨き上げる作業です。

図面上では完璧に見えても、実際の空間に立って初めて「あ、ここはもう少しこうしたい」という実感が湧いてくるもの。それは家づくりにおいて、とても自然で幸せな変化です。

アムキットホームでは、特にお施主様の「体感」が重要になる以下の項目については、あえて現場の進捗に合わせて、お施主様の立ち会いのもとで最終決定していきます。

・コンセント、スイッチ、照明の位置と高さ

→家具を置いたとき、手を伸ばしたときに本当にそこがベストか?

・棚の高さや、ニッチ空間のサイズ感

→置きたいものが、出し入れしやすく美しく収まるか?

・造作家具の細かな寸法感

→毎日触れる場所が、体に馴染むサイズになっているか?

「図面通り」であること以上に、その場所を使う人の「しっくりくる感覚」を優先する。一度決めたことでも、現場で「こっちの方が使いやすい」と確信すれば、柔軟に調整を重ねる。このプロセスこそが、完成した瞬間の大きな満足感を生むのです。

【実例】高さと寸法は「暮らし基準」で決める

私たちが現場で何を大切にしているのか。それを象徴する、2つのエピソードをご紹介します。

実例①書斎カウンターの高さ

たとえば、あるお施主様の書斎カウンターを計画していたときのことです。

通常、カウンターの高さは「標準」とされる「床から70cm」で造ることが一般的です。しかし私たちは、お施主様が実際に購入される椅子の座面高さを測り、さらにお気に入りの机の高さまで確認して、「この方にとっての正解は72cmだ!」と導き出しました。

たった2cmの差。しかし、その2cmがデスクワークの疲れを左右し、何十年もの「使い心地」を決めることを知っているからです。

実例② 床から73cm。玉ねぎ袋のフック位置

キッチンまわりのフックの高さを検討していたとき、話題に上がったのは「玉ねぎをストックする袋」の位置でした。

「袋に玉ねぎを入れたとき、重みで床につかない高さにしたい」という具体的なご要望。私たちは現場で実際に袋を手に取り、出し入れのしやすさと床からの距離を測り直しました。

答えは「床から73cm」。

ほんの数センチのこだわりですが、その数センチが日常の小さなストレスを防ぎます。カタログの推奨値ではなく、そのご家族の「日常」に合わせて調整する。それがアムキットホームの家づくりです。

あなたの「こだわり」に、とことん寄り添う

家づくりが進むなかで湧き上がる「もっとこうしたい」という想い。

それは、あなたが新しい家での暮らしを、誰よりも真剣に考えている証拠です。

私たちは、その想いを決して急かしません。職人さんに知恵を借り、手間をかけ、あなたが納得できるまで伴走し続ける。こうした現場での試行錯誤にどれだけ時間がかかっても、「自分で見て、触れて、納得して決めた」というプロセスそのものが、住み始めてからの深い愛着に変わると信じているからです。

完成してから「こうすればよかった」と後悔を残さないために、私たちは今日も現場で、あなたの「しっくりくる」を形にしています。